中部イタリアで食されている大小様々なサイズの粒状パスタ「フラスカレッリ」。
語源は「葉のついた木の枝」だそう。葉先に付いた水を粉に振りかけながら作ったことから来た言葉だとか。（さすがに厨房で木の枝に水をつけてワサワサ振るのは抵抗があるので、霧吹きでシュッシュと吹きかけ揺すりながら作ってます笑）
今ではすっかり定着した辛いトマトソース「アラビアータ」は怒ったように赤くなるから。や、ルネサンス期の画家の名前がそのまま料理名になった「カルパッチョ」。などなど…料理名の語源やルーツを探るのもイタリア料理の面白さの一つですね。
当店ではこのフラスカレッリをつぶ貝と茸のスープでくつくつ煮てその旨味を吸わせながらミネストラ仕立てに。
このフラスカレッリが入ることにより、スープ自身にも小麦粉の旨味が滲み出て滋味深いほっこりする一皿になります。本当に入るのと入らないのとでは味わいが全然違うんです。小麦の力も侮れません。
まだまだ寒いこの時期、このスープを飲んで体の芯からじんわり温まりませんか？
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中部イタリアで食されている大小様々なサイズの粒状パスタ「フラスカレッリ」。
